« 休みの合間に一杯 中井「くりから」 | トップページ | 煙モクモクの店内でコーヒーを 新中野「珈琲や」 »

映画「マンガをはみ出した男」

2016/5/7(土)

午前中は雨、との予報もあったが朝から良い天気になった。では、ブラブラと散歩をしながら東中野の映画館を目指そう。観る予定は赤塚不二夫の伝記(?)映画なので、赤塚さんの聖地・中井から歩いて行くことに。

中井駅の改札を出る。何だか昨日も来たな(笑)。商店街を南下。途中の右側に伊野尾書店。地下鉄大江戸線・中井駅の地上出口脇だ。この何気に普通の街の本屋が、実は「本のセレクトショップ」なのだから面白い。

山手通りに出てさらに南に。思ったより早く東中野駅に到着。では久々に駅の周辺を一回り。お~。中学校受験の名門「慶応会」が、こんな所に。しかも大きい。40年以上前は、このビル向かいの高級マンションの一室だったぞ(遠い目)。

Dscn7491 Dscn7495 Dscn7497

本日目指すは「ポレポレ東中野」。昔は中野駅前にも鍋横にも映画館があった。中野駅北口の武蔵野館はバブルの頃にブティックホテルに建て替ったが、地下には名画座を残していたし。あそこは今はパチンコ屋。中野区で現存する映画館はここ「ポレポレ」だけか。

実は、ここに入るのは初めてだ。映画館は地下2Fなんですね。「おそ松さん」の大ヒットを受けて若い衆も多いかと思ったが、相変わらず平均年齢高し。自分がみようと思う映画は、若い衆はみないな(苦笑)。

映画は昔の記録映像と、今回新たに関係者にインタヴューした映像を上手くミックスして、アニメーションを駆使して進行させていく。終戦時の満州からの引き上げや、少年時代の大和郡山や新潟での苦労話などなど。

トキワ荘時代、そしてデビューから「おそ松くん」などの大ヒット時代へ。確かにあの時代、我々の子供時代の写真で「シェー」のポーズをしていない人はいまい。空前のブーム。ふりかけから玩具まで、今でいうキャラクター・ビジネスも花盛り。

「少年マガジン」と「少年サンデー」の、それぞれの編集担当者のインタヴューも秀逸。あの頃の出版人は、あの高度成長期に何を考え、何を作っていたかを聞けるだけでも貴重な映像だ。

それにしても関係者の「現在」の映像を見ると、みんな歳をとったなぁ。赤塚不二夫のアシスタントだった古谷三敏とか北見けんいちとか、皆お爺さんだ。「生誕80年記念」とうたっているが、確かに今この映画を作らなければ関係者はすぐにいなくなりそうだ。

70年代後半から亡くなるまでの時代は、少し寂しい。アル中で手が震えて、マンガが描けなかったとか。それでも酒はやめられず、テレビとかに出たり仲間と飲み歩いたり。高平哲郎がでてきて「我々も悪かった」というのも、そりゃそうなんだろう。

中井の「白雪鮨」や「権八」の主人のインタヴューも。鮨屋はちと敷居が高いが、居酒屋「権八」は一度行ってみたいんだよね。赤塚不二夫が愛した店。今度、JAZZ研部長をスポンサーに行ってみるかな。

登場人物のなかで異彩を放っていたのは、やっぱり坂田明。このオヤジは、やっぱり何かが違う。凄げーな、相変わらず。最後の主題歌を歌っているのはタモリ。「ブラタモリ」とかでイイおっさんやっているより、毒があるタモリが好きだな、やっぱり。この映画、怪作。。。

Dscn7499 Dscn7500 Dscn7501

|

« 休みの合間に一杯 中井「くりから」 | トップページ | 煙モクモクの店内でコーヒーを 新中野「珈琲や」 »

中野むかし話」カテゴリの記事

映画・テレビ」カテゴリの記事

書店・図書館」カテゴリの記事

コメント

割ね

投稿: DW | 2016年5月14日 (土) 23時37分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/525756/63597886

この記事へのトラックバック一覧です: 映画「マンガをはみ出した男」:

« 休みの合間に一杯 中井「くりから」 | トップページ | 煙モクモクの店内でコーヒーを 新中野「珈琲や」 »