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「大拙と松ヶ丘文庫」展(多摩美術大学美術館)

2016/8/28(日)

ふと思い立って、多摩センターへ遠征。この街に来るのは随分久しぶりだ。その昔は子供達を連れてサンリオピューロランドに来たなぁ。あれは15年以上前の事か。まだベネッセの本社ビルはなかったし・・・

駅に降り立って、まずは本屋。京王線の改札を出てすぐの所に「啓文堂書店」。京王電鉄系のチェーン店では、渋谷・吉祥寺に次ぐ最大級の大きさでは。自分の記憶よりもお洒落な感じに。リニューアルして文具とかも導入。

丁度昼飯時。では同じく京王電鉄系のカレーショップ「C&C」でランチといこう。一番のお奨めは「三元豚のロースかつカレー」のようだ。これにサラダをつけて、と。辛さは中辛で。「C&C」のカレー、久々に食ったな。安定した旨さよ。

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この街に来たら、もう一軒本屋に寄らねば。三越(ではないのか、今や)の上にある「丸善」。900坪の巨大店舗。ジュンク堂仕様の店造り。デパートのワンフロアに巨大店舗を出すハシリの店舗だった気がする。

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さてと。では本命の多摩美術大学美術館に行きましょう。ベネッセの本社ビルとピューロランドの間という凄い立地。ここで開催されている「大拙と松ヶ丘文庫」展がお目当て。入場料は300円。安いな。

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禅を世界中に伝えた鈴木大拙。没後50年という事で、その足跡やゆかりの品の数々、そして貴重な資料などの展示。松ヶ丘文庫は約7万冊の仏教書籍を蔵する、と。北鎌倉にあって、そこで晩年の鈴木大輔は暮らし、研究を続けていたらしい。

展示からも、その幅広い活動と交友がわかる。西田幾多郎は旧制四高時代からの盟友か。柳宗悦との繋がり。だから濱田庄司をはじめとする民藝系の焼き物も。ほ~。観音菩薩半跏像ですか。イイね。

14時からは講演会が地下の講堂で。お題は「D.T.スズキとビート世代」。実は、これを聞きにきたのだよ。サリンジャーとかビート世代が禅の影響を受けた小説や詩を書き、この後のカウンタカルチャーやヒッピーに受け継がれていく。その源流はどこにあるのか。

そうか。鈴木大拙のお師匠さんの釈宗演がシカゴ万国宗教会議に出席したのが1893年。その時に若き日の鈴木大拙が随行している。そして大拙は1920年代から30年代にかけてD.T.スズキとして英文著書を出版し、禅を広めていった、と。

しかも大拙は1952年にはコロンビア大学で禅仏教の講義を担当。直接、禅を伝える。まさに「不立文字(ふりゅうもんじ)」ですね。講師の先生曰く「サリンジャーも直接、大拙に会って教えを受けた」と。へ~。

自分は学生の頃、サリンジャーにかぶれた。その時からの疑問が「何故、サリンジャーをはじめとしたアメリカ文学やロックの世界に、禅は影響を及ぼしたのか」。日本人の我々の知らない所で。その一部が判った気が。鈴木大拙は偉大じゃ。

一方、日本ではガチガチの厳しい禅のみ。だから後継者や影響を受けた人間がいない。結局我々世代以降の者にとって禅は、改めて学び直さなければならないものになってしまったのでは。いや~、勉強になった。もう少し鈴木大拙を追いかけて勉強してみよう。。。

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