« 自分より年上の店で一服 中野「梅屋」 | トップページ | 今年初のレンガ坂 中野「ビストロ・トランク」 »

「川瀬巴水展」(立川高島屋)

2017/1/9(月)

どうも体調がすぐれない。長きに渡り暴飲暴食をしてきたツケが、いよいよまわって来たか。年が明けて、もうすぐ50台のゾロ目の歳だ。そろそろ生活を改めないと。この連休も基本、家でごろ寝と読書。見かねた家人が「立川に版画を見に行きたい」と誘い出す。

立川の高島屋。「ジュンク堂」には2~3回来ているが、8Fの催事場は初めてだ。これか。大正中期に浮世絵を再興する運動が起き、生まれたのが新版画だと。かのスティーブ・ジョブスもコレクターだったらしい。へ~。その中心人物が川瀬巴水だった、と。では拝見。

塩原を描いた大正7年の連作から始まり、年をおった展示構成。基本、旅の人だったんですね巴水は。旅してスケッチした日本全国の風景が、巴水独特の切り口で描き出されていく。大正時代の東京の風景も、モダンであり懐かしくもある。

独断的に言えば、雪景色とか夜とか、少し暗い風景が得意なのかなぁ。「東京12題」シリーズの「夜の新川」は、蔵の隙間から明かりが漏れてくる、何とも言えない味わいが良い。逆に明るい絵は、パステル調に近い西洋絵画風で鮮やか。

1枚の版木から、いろいろ試行錯誤しているのもよく判る。「出雲松江」は同じ構図の絵が3枚あるが「曇り日」「おぼろ月」「三ヶ月」と、季節も時間帯も違う版画に仕上げられている。「白馬の雪渓」は本作の他に、3種類の試摺で色合いとかが全然違うしね。

昭和の前半まで活躍し、昭和32年の「平泉金色堂」が絶筆。昭和10年に、ほぼ同じ構図で作られた「平泉中尊寺金色堂」を、雪景色の中を僧侶が階段を上がっていく絵に仕立て直した1枚。この僧侶に、死にゆく自分を重ね合わせたか。

Dscn0424

こんな版画家がいたなんて、全く知らなんだ。正月早々に眼福であった。帰りに、2フロア下の「ジュンク堂」を冷やかす。「かこさとし」の絵本展示とか、心意気やヨシ。更に少し歩いて「オリオン書房ノルテ店」に行き、本を購入。応援してまっせ「オリオン」!

Dscn0425 Dscn0426 Dscn0427

家族3人で遅い昼飯。家族で行くと、つい安いチェーン店で済ませてしまう。本日は「大戸屋」。何時もなら「チキンカツ丼と蕎麦」のセットに行くところ。体調を考えて自重。「チキンの味噌かつ煮定食」を「七草粥」で。それだって揚げ物だろう、ってか。まあまあ。。。

Dscn0430

|

« 自分より年上の店で一服 中野「梅屋」 | トップページ | 今年初のレンガ坂 中野「ビストロ・トランク」 »

文化・芸術」カテゴリの記事

書店・図書館」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/525756/64745455

この記事へのトラックバック一覧です: 「川瀬巴水展」(立川高島屋):

« 自分より年上の店で一服 中野「梅屋」 | トップページ | 今年初のレンガ坂 中野「ビストロ・トランク」 »