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「パロディ、二重の声」展(東京ステーションギャラリー)

2017/4/16(日)

会場には60年代・70年代の空気が流れていた。それは、自分たちの世代にとっては少し懐かしく、また背伸びをしないと見られない「大人の遊び」の世界だった。いまや「パロディ」という言葉自体が死語になってしまったのかもしれない・・・

東京駅の「ステーションギャラリー」。ここで「パロディ、二重の声」展。会期の最後の最後に何とか滑り込む。券売機のシステムが改善されて、割引購入も券売機でできるようになった。今までは、受付で言わないと割引いてくれなかったからね。

会場入口に、いきなりレオ・ヤマガタのモナリザをはじめとする西洋絵画のパロディ作品の大群。うん。この訳の分からなさこそがパロディであったな、自分には。そもそも「パロディとは時代に対するカウンタパンチであった」と。クロスカウンターかい(古い!)。

赤瀬川順平の初期の作品から。彼があの時代に面白がって(?)やっていた事の半分も判らなかった。横尾忠則のコーナ。今回のポスターになっている「POPでTOPを!」。東京オリンピックの超有名ポスターとポップアートの組み合わせ。アンリ・ルソーのパロディもイイね。

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木村恒久のコラージュも、あの時代の空気そのもの。お~。秋山祐徳太子の都知事選のポスターだ。そしてフロアを替えて第二部「肥大化するパロディから複製メディアの噴出に読書参加を添えて」へ突入。雑誌「ビックリハウス」の表紙が創刊号からズラリ。壮観。

全日本冷し中華愛好会(全冷中)のポスター。赤塚不二夫の「ライブ・イン・ハトヤ」のレコード、『定本ハナモゲラ語の研究』などの書籍。あの時代、大人たちは楽しそうだった。「帰らざる傘」などの地下鉄のポスターも、70年代中期か。こちらも歳とる訳だ。

最後はマッド・アマノの「パロディ裁判」の記録。子供心に、よく判らなかったよね、あの裁判は。ただ、「表現の自由」とか「パロディ」が真面目に論じられていた時代だった。今は「これが普通だ」という軸自体がぶれているから、パロディは成立しないのかもね。。。

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帰りに東京駅周辺を散歩。地下の「グランスタ丸の内」の外れに、雑貨屋「神保町いちのいち」を発見。三省堂書店が、神保町本店の住所に因んで名付けた雑貨業態。気が付けば全国で既に10店舗ほど展開しているらしい。しかも書店とは関係ない、この立地とかで。

さらに大手町駅方面に足をのばす。え~。こんなショボい通路に、小さな「くまざわ書店」が出店している。これまた「こんな立地で」ですね。全国何処へでも、どんな立地でも店を出すな「くまざわ」は。貪欲。各店舗は採算が合っているんだろうか・・・

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