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「写狂老人A」展(東京オペラシティアートギャラリー)

2017/7/14(金)

アラーキーこと荒木経惟も77歳になった、と。まだまだ現役で写真を撮り続けていて、今年は各所で展覧会が開催される。では、そんなアラーキーの「今」を見に行ってみますか。会社帰りにオペラシティへ。

「写狂老人A」展。老境に入っても一層精力的に創作活動を続けた葛飾北斎。かの北斎が70代半ばで「画狂老人卍」と号したのになぞらえてのタイトルだと。会場に入ると、大きな通路の両側にヌード写真。

雑誌「週刊大衆」の人気コーナ「人妻エロス」。被写体は自分で応募してきた人妻たち。だから妙にリアル。一般的なヌード写真(例えば宮沢りえ『サンタフェ』。古いか)が美しい故のファンタジーなのに対して、このヌード写真群は「リアル」。これがアラーキーの真骨頂。

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次の部屋は、壁面一杯を飾る「空百景」と「花百景」。モノクロの写真群。北斎の「富嶽百景」や伊藤若冲へのオマージュか。空や雲、花を、何気に切り取ってくる。写真とは、そもそもこういうモノでもある。

続いて「写狂老人A日記」。日常の一日に撮った写真を、ただただ撮った順番に並べてある。ふむ。次は「遊園の女」シリーズ。今回のポスタにもなっている。昔からのアラーキー定番の遊女を女衒がとらえる、というパターン。

一番最後のコーナは、これまでの写真集が年代順に展示されている。『センチメンタルな旅』(私家版)とかから始まって現代まで。確かに、時代とシンクロしつつ、かつ時代を微妙に自分に引き寄せ、日本的・情緒的な写真を撮り続けてきている。

「写真」というのも、老境に近づいてきた自分のテーマの一つだな。何時もピンボケのツマミ写真ばかり撮っていないで、もう少し考えないとね。。。

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「写狂老人A」展(東京オペラシティアートギャラリー):~2017.9.3(日)

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