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ちひろ美術館で2つの企画展

2016/6/24(土)

上井草の「ちひろ美術館」へ。ここに来るのは「村上春樹とイラストレーター」展を観に来て以来だから、約1年ぶりか。絵本作家・いわさきちひろの自宅兼アトリエだった場所に建つ美術館。2002年に建替えた時も、庭の木とか雰囲気は残したまま。内藤廣の仕事。

今回は開館40周年記念という事で「奈良美智がつくる茂田井武展」と「高畑勲がつくるちひろ展」の2つの企画展が同時開催。では、まずは右側の展示室の「茂田井武展」からみて行きましょう。

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展示室に入ると、まず奈良美智のメッセージ。「学校で教わる美術がつまらないのは、自分の生活からかけ離れているから。だから僕は美術を絵本で覚えた」。そして影響を受けた作家として、今回取り上げたのが茂田井武。

茂田井武は1930年に21歳で旅に出た。福岡からソウル、ハルピンそしてヨーロッパへ。パリで食堂などで働きながら絵を描き続ける。今回の展示でも、その当時の画帳が数多く展示されている。

そして2Fの展示室。戦中の中国などの絵。そして戦後へ。この青い「ニコライ堂」の絵、良いなぁ。戦後になり、自分にも子供ができ、次第に童画家へと。最後に名作絵本『セロ弾きのゴーシュ』の原画。これだけでも、観に来た甲斐あり。この画家は知らなかった。

さて、今度は高畑勲の企画する、いわさきちひろの絵の世界。高畑勲が創作の原点の一つという、いわさきちひろの世界をたっぷりと。会場入口のちひろの絵。ローチェアをそれぞれに配し、低い視点から絵を観るような仕掛け。

そして会場に入ると絵本『戦火のなかの子供たち』の習作を含む原画群。いわさきちひろは晩年の体調が思わしくない中、激化するベトナム戦争に思いをはせ、自身の戦争体験も踏まえて書いて行ったと。これは高畑勲の映画「火垂るの墓」にも繋がっている。

会場の奥には、拡大パネルになったちひろの原画。そして絵本『あめのひのおるすばん』の原画。これ、いいよね。いわさきちひろの世界と高畑勲の思いが一体化した、充実した展示であった。

奈良美智がつくる茂田井武展
高畑勲がつくるちひろ展    (ちひろ美術館):~2017.8.20(日) 【同時開催】

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さて。上井草駅まで戻ってきた。もう少し散歩しますか。駅南口の前にはガンダムの銅像。この駅の発車メロディーもガンダムなのだよ。駅の南側を久々に散歩。線路沿いに上石神井の方に進むと早稲田のラグビー部のグランド。ここ10年くらいかね、ここを使って。

さらに、その南側に広がるのが上井草スポーツセンター。野球場に体育館にプールの総合施設。中の展示パネルにも説明があるが、ここは昔、プロ野球の公式戦が開催された本格的な球場だった。小学校の頃、草野球の応援に来た朧げな記憶・・・

時計を見ると、まだ14時過ぎ。日はまだ高い。ここから無理に飲みに行って散財するのが、従来の悪癖。今は懐も寂しいので、真っ直ぐ帰るのだよ。帰って昼寝して、晩酌だな今日は。。。

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