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2017年12月17日 - 2017年12月23日

「澁澤龍彦 ドラコニアの地平」展(世田谷文学館)

2017/12/16(土)

会期末ギリギリの展覧会で、最後まで迷っていたのが「安藤忠雄展」と「澁澤龍彦展」。いよいよ今週末で終わる。安藤忠雄は講演会を聞いたし、結構混んでいるようなのでパス。世田谷文学館の「澁澤龍彦展」に向かう。

そもそも自分は、澁澤龍彦をほとんど読んだことがない。子供の頃の「サド裁判」だとか、異端・エロス系とかで「何だか近づいては行けない作家」という先入観。名前からして難しそうなので、読まず嫌い。

世田谷文学館2Fの展示室。まず澁澤龍彦が愛用していた地球儀が。澁澤龍彦は円環構造を愛し、小説『高丘親王航海記』にも反映されていると。サブタイトルにある「ドラコニア」とは、澁澤龍彦の作品世界全体でもあり、自らの小さな書斎でもあった。ふ~ん。

ブルトン、エルンスト、そして瀧口修造。シュールレアリスムとの関係。そして1960年代の活躍ぶり。サドの翻訳、裁判。三島由紀夫との交友。舞踏家・土方巽の弔辞も。あの時代の錚々たるメンバー達よ・・・

続いて70年代以降のエッセイや小説群。プリニウス『博物誌』。そして南方熊楠。生原稿がズラリと並び壮観。一つのひとつ読んでいくと、これが読みやすいし面白い。何だ、自分のストライクゾーンに近い作家ではないですか。今からでも読むか。

琳派にも一言。俵屋宗達とかにはバロックのエネルギーを感じる。それに対して「夏秋草図」をひきながら、酒井抱一は「日本のマニエリスム」だと。なるほど、古今東西の膨大な知識をもとに語る。その語り口が、多くの澁澤ファンを魅了してきたのか。

イタリアとか、あちこちに出かけた時の記録。そして、往復の書簡。お~。この手紙に書いてあるイラスト、そして細かい文字。堀内誠一だ。そうか。雑誌「an・an」に澁澤龍彦を引っ張り出したのは堀内誠一だったのか。

中ごろの書斎の再現コーナ。掛かっていた絵は加山又造に池田満寿夫。成る程。そういう時代だった。最後のコーナは『高丘親王航海記』。いや~。これは、老後の楽しみが一つ増えましたな。これからでも、少しずつ読んでみよう。

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1Fの常設展示を見たら、「SF再始動展」をやっている。なんじゃ。これまた自分のストライクゾーンそのものでは。何と「SFベストセラーズ」シリーズの本が並んでいる。『夕ばえ作戦』『時をかける少女』『なぞの転校生』。綺羅星のような作品群。懐かしすぎる。

光瀬龍のコーナや海野十三のコーナなど。あのSF黎明期の様子が概観できる。あちこちに筒井康隆が書いたSFの解説文。おい。一番奥には何と映画「ゴジラ・エビラ・モスラ 南海の大決闘」の台本や絵コンテまであるぞ。自分が初めて観たゴジラ映画(涙)。

いや~。まいったね。世田谷文学館の方を選んで良かった。「澁澤龍彦展」は明日までだけど、「SF再始動展」は4/8までやっている、と。もう一回、ゆっくりと見にくるかな。大満足じゃ。

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調子に乗って、野方の「第三秋元屋」に寄り道。でも節約ムードで何時もの「ポテマカサラダ」はやめて「キャベツ味噌」。「ハムステーキ」をメインに、焼き物を少々。おや。後から来たのは、最近沖縄にハマっているF&Nペアでは。お久しぶり。。。

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文具女子とは何か? 大森「信濃路」

2017/12/15(金)

「文具女子博」なるイベントが今週末に開催される。「文具女子」とは何だろう。多分、酒飲みオヤジの対極にあるのでは(笑)。行ってみれば判るか。浜松町からモノレールに乗って「流通センター」で下車。この駅に降りるのは初めてだ。

これか。入場料5百円を払い、エスカレータで2Fの会場に。ほ~。平日の夕方なのに、結構な混雑。圧倒的に女子多し。文具の大手メーカーから個性的なところまで、それぞれがブースを出して自慢の文具を展示。この会場で選んで、買えると。

文具と言っても、いろいろあるもんだ。確かに「こんなの見たことない」というのも多い。へ~。この会場限定商品まであるのか。思わず幾つか買おうかとする怪しげなオヤジ。でも、集中会計の行列にしり込み。オヤジが文具で並ぶのは恥ずかしい・・・

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帰りもモノレールでは面白みがないので、バスに乗り込み大森駅を目指す。大森駅は1~2回来たことがあるが土地勘がない。バスが着いた東口ロータリィ付近は小ざっぱりしていて、チェーン居酒屋が目立つ。うむ。まずは書店に顔を出すか。

駅ビル「アトレ」の中にあるのが「ブックファースト」。最近「ブックファースト」づいているな、自分。ワンフロア全部かと思ったら、フロアの半分も使っていない。想像より小ぢんまりとした店。夕方の客入りは、こんなものでしょうか。

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「アトレ」を出て、改札を横目に、思い切って駅の西側に出てみる。やっぱり、こちら側が昭和の香りがする商店街。昔ながらの本屋もあれば、線路沿いにはバーやスナックが軒を連ねる横丁「山王小路飲食店街」もある。

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さて。軽飲みですね。飲みはじめには少し早いが、昭和の街ならどこかあるでしょう。ほら、発見。「信濃路」。外のメニューには定食とかが並んでいるが、ここなら昼からでも飲めそうだ。入ってみると、店内は鰻の寝床のように細長い。カウンタが奥まで続く店。

カウンタ中程に入れてもらう。奥の方では、すでに4~5人の客がメータをあげている。ホッピー下さい。ここは「煮込み」もあるが、大阪系の「どてやき」もあると。では「どてやき」下さい。葱がたっぷり。肉も旨いな。年季が入った味。

壁の短冊メニューから「ミックスフライ」を発見。速攻で頼む揚げ物大王。来ました。「アジフライ」「エビフライ」に「カキフライ」と「トリカラ」までついてきた。豪華版。自分は「アジフライ」でもソース派。昭和のオヤジは、何にでもソースぶっ掛けるのだよ。美味しいぞ。

いや~。駅のこっち側に降りてきて良かった。大満足じゃ。本当は「おでん」とか、まだまだ頼みたい物は多い。しかし、ここは大森。家までは、はるかに遠い。勘定は2千円いかず。今度、大森に来ることがあったら迷わずここに来よう。ご馳走様でした。。。

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「本から読み解く近代史」(日比谷カレッジ)

2017/12/14(木)

世間では忘年会シーズン真っ盛りなんだろうが、フェイドアウト気味のオヤジには関係ない。それに給料日まで、まだ10日もある。今週2度目の休肝日ですな。今日は久々に「日比谷カレッジ」に参戦。

フリーライター永江朗と作家いとうせいこうの対談。明治維新以来150年。日本の時代をつくった本について語ろう、という趣旨。永江朗が監修した『日本の時代をつくった本』のプロモーションも兼ねているのだろう(笑)。

明治時代に入り、近代化が推し進められたスタート時の本として『西国立志編』(サミュエル・スマイルズ)と『学問のすゝめ』(福沢諭吉)。士農工商の時代が終わり、「出世」を旗印に掲げていったと。成る程。

それ以来、日本人の目指すべき価値観の中心にあった「出世」。それが、昨今は重きをおかれなくなった。先月、雑誌「ビッグ・トゥモロー」も休刊に。「出世」というドライブがなければ、本も売れぬ。出版不況の一因と。うむ。

ここから、「戦争」を軸にして時代と本について順に語っていく。日清戦争と樋口一葉。日露戦争と夏目漱石。夏目漱石は雑誌メディアに『吾輩は猫である』を書き、その後最新のメディアであった新聞小説へ。最新メディアにのったビジネス・モデル。

そして日中戦争・太平洋戦争。日本的な「美」を描いた谷崎潤一郎の『細雪』すら発禁本になった時代。今の時代も、出版社側が忖度する等々。「表現しずらい時代」になっていないか。表現者としての登壇者2人の本音が滲む。

戦後。原爆体験を綴った『夏の花』(原民喜)や水俣病を描いた『苦海浄土』(石牟礼道子)。まだ戦争は終わらずに続いている。ベトナム戦争の前線基地としての日本。開高健に小田実。『限りなく透明に近いブルー』(村上龍)も基地の話だ。

いとうせいこうは最後に、「出版なんて昔から何でもありの世界、マイナーな世界。変に『商品』にしないで、マイナーなモノを失わずにいくことが重要」と語る。永江朗も「出版が経済合理性ばかりを追求して、『伝えるという気持ち』がなくなったら終わり」と。

明治維新後150年、太平洋戦争が終わってから72年。日本人の価値観は、時代と共に変化し続けてきた。「今」と「未来」に向けて、「出版」とか「メディア」の在り方について色々と考えさせられた。。。

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「橋口譲二写真展 日本と日本人」(写大ギャラリー)

2017/12/13(水)

午後から西新宿へ。夕方、解放され新宿駅とは逆方向、中野坂上の方へ坂を上っていく。「文教堂書店」をひやかし、目指すは東京工芸大学のキャンパス。その一角にある「写大ギャラリー」に顔を出す。「橋口譲二写真展」を開催中。人物撮影の人だとか。

ギャラリー外の一角に、まず「WORK」シリーズ。バスの運転手やら送電線の整備士やら、様々な仕事の人々の写真。このシリーズだけでなく全ての写真に、「今日の朝飯は?」というキャプションが必ず付いているのが面白い。

ギャラリーの中は、日本全国の17歳を撮った出世作「十七歳の地図」シリーズから始まって、父親を捉えた「Father」シリーズ。様々な2人を捉えた「Couple」シリーズ、そして明治・大正生まれの人を撮った「Dream」シリーズ。

おや。何気に「Father」シリーズの1枚は、ギターを持った忌野清志郎。キヨシロー、久しぶりに会えたね。元気かい。こっちは辛い事の多い日々だけど、何とか日常にしがみついて生きている。もう少し頑張ってみるよ・・・

80年代から90年代にかけて撮られたシリーズを並べた、約60枚のモノクロ写真の企画展示。写された背景を含めて、「時代」を撮るというより「市井の人を普通に」撮るという感じ。こういう写真の切り取り方もありなんだなぁ。

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外はすっかり暗い。寒い中を、神田川に出て中野新橋~中野富士見町とブラブラ。遠く、新宿の高層ビル群の夜景。中野富士見町の校正病院は、すっかり更地になって駐車場だ。その目の前のザ・昭和のビル。ふと足を踏み入れ、地下に降りていく。

今も多くのスナックが並んでいる。この一角にあった焼肉屋こそ、自分が子供の頃に家族でよく来た店だ。当時は「焼肉」は一般的でなかった。でも、我が家では、ここに来て食べていたな。デブの基礎が築かれた店だ。流石に40年以上たてば、営業していない。

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さて。中野富士見町界隈で飲んでも良いのだが、店を知らん。勝手知ったるエリアに戻りますか。十貫坂を上り、鍋横界隈へ。フラフラ歩いていて、居酒屋「もんし」のある路地。「もんし」の目の前の店で、「寄っていきませんか」と声を掛けられる。

開店一周年、と。そういえば、この店になってから、まだ入ったことがなかった。では少しだけ寄り道。居酒屋「八度(はちたく)」。ここは前は少しお洒落な宮崎系焼鳥屋で、その前はお好み焼き屋だった所か。焼鳥屋の時に一度来たが、その時と店内は変わらず。

テーブル席につき、メニューを拝見。酒は自分の感覚より少し高め。伊勢の地酒とか「伊勢うどん」がメインなのかなぁ。ちと今日は、そこまで飲む気はないな。ウーロンハイをもらう。お通しは「ジャガイモのキムチ和え(?)」。なかなか旨い。

あちこち歩いて寒かった。ここは「おでん盛り合わせ」をもらいましょう。ハフハフ。一息つけました。これも何かの縁。また機会があれば、寄らせてもらいます。ご馳走様。店を出て、このまま軽飲みで帰るか。と思ったが、流石に一杯だけでは物足りぬ。

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そうだ。久々に「晩杯屋」新中野店に行ってみよう。確か「晩杯屋」は、今年の夏に「丸亀製麺」とかの「トリドール」傘下になったんだよね。店の運営は変わっていないと思うけど、どうなんでしょうか。

鍋横の交差点から青梅街道を新宿方面に進んですぐ。先客は5~6人。アベック(死語)でも、こういう立飲みに来るんだから不思議な時代。黒ホッピーください。あと、とりあえず「煮込み」かな。130円の「煮込み」旨し。

この店にしては高級な「ハムカツ」いきますか。厚切りのハムで作った揚げたてのサクサク。高級といっても310円だがね。最後に「レバーホルモン」頼んだら、これも揚げ物だった。揚げ物二連発かい(笑)。これまた分厚いレバ、美味しいな。

ナカのオカワリ分を含めて、勘定は1,400円。さっきの店と、ほぼ同じ。2軒ハシゴして3千円いかないというのはデフレの恩恵か。流石に、これ以上の寄り道はなく、帰路へ。。。

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中央線に誘われて・・・ 荻窪「かみや」

2017/12/12(火)

本日は西武新宿線方面で軽飲み。の予定だったが、御茶ノ水で乗った中央線。四ツ谷で座れてしまった。これは中央線の神様が「遠征してこい」と誘っているに違いない。新宿・中野を通り越して、荻窪駅にて下車。

荻窪に来たら、寄るようにしているのは「文禄堂」。駅の南口を出て、仲通商店街に入りすぐに左折。え、飲み屋街では、という路地の中ほどにある書店。久しく来ていなかったら、曲がる角の店が24時間営業のトロ箱チェーン居酒屋になっとる。

冬でも前面がオープンエアの「文禄堂」。レジ周りがすっきりしたか。最近、幾つかの店で見かける「乃木坂文庫」。乃木坂だか欅坂だか、オヤジにはすっかり判らん。表紙で売れ行きが違うのか、アイドルが選んだ本を読んでみようという読者がいるのか不明。

「文禄堂」のシンボルは、店入ってすぐに鎮座する3輪自動車。これが書棚になっている。今の企画は「AI vs 書店員」。何でも、書店員の選書とAIが選んだ本を並べて、どっちの選書の方が売れるか競っていると。でも、どっちにしても自分が欲しい本はないな(笑)。

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さて。久々に荻窪飲みですな。この界隈だと、久々に「煮込みや まる。」か。「やきや」も良いなぁ。でも、今日は入ったことのない店に行ってみよう。荻窪駅南口の飲み屋界隈をぐるりと一周。結構、昔ながらの小料理屋とかが多い。呑兵衛には良い街だな。

ここが良いかな。線路沿いの西荻に一番近い辺り。デンキブランの看板にも惹かれて居酒屋「かみや」。2人掛けのテーブル席がズラリと並ぶ。奥にはカウンタ席もあるのかな。割と空いていたので、テーブル席に案内される。メニューを拝見。ホッピーもある。

ホッピーセットの値段が何時もの店より、ちと高いかなと思いつつオーダ。そうしたら、焼酎はグラスで皿にこぼして注いでくれた。そうか。これだけで、ソト1ナカ3くらいは飲めるのか。これは逆にお得ですね。お通しは「笹かまぼこ」。

壁に貼られた短冊メニューで作戦を考える。刺身とか魚介系もあれば、洋食系のツマミもありそうだ。今日も寒かった。とりあえず「煮込み」で暖まろう。これがモツを物凄く丁寧に処理した優しい味。心までホッコリ。

次は揚げ物ですか。やっぱり王道の「若鶏の唐揚げ」でしょう(笑)。待つこと暫し。お~。何と、「唐揚げ」が6個も載って登場だ。ケチャップとマヨネーズが添えられているのもイイね。ガブリ。この少し焦げっぽいのがザ・昭和。旨いぞ。揚げ物大王大満足。

更に飲み食いしようと思ったが、初訪問なので勘定レベルが判らん。団体さんが来たりして忙しくなってきたので、今日はこれで打ち止め。勘定は1,730円。安い! やっぱり、もう一品「白子ポン酢」とか頼めたかぁ。後悔先にたたず。また寄らせてもらいましょう。。。

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久々にラーメン 中野「さいころ」

2017/12/11(月)

中野駅南口の五差路の近く。中野郵便局の目の前にあるラーメン屋「さいころ」。方南町から、この地に引っ越してきたのが2010年の春。その頃、一度食べに来た。その後2011年の秋には店名を今の「さいころ」に変更。店名変更してからは一度も来ていなかった。

何故なら、だいたい行列している人気店。タイミングが合わないんだよね。今日は12時より前という時間。見れば行列はない。久々に食べてみますか。本当はここの一押しは、煮干し×自家製麺の「特選中華そば」なんだろう。でも予算の関係で「中華そば」で我慢。

待つこと暫し。来ました。まずは麺を。太めのストレート麺。これが自家製麺か。あらためて旨いな。スープも自分には丁度良い。あんまりガチガチに煮干しが前面に出ているの、苦手なんだよね。

蕩けるようなチャーシューも旨い。ナルト。昔のラーメンには、大体入っていた謎の物体。久々に見たな。鳴門の渦潮を模しているんだろうけど、全国の生産量の約9割は静岡県焼津市で作られているらしい。ますます良く判らん。

しっかり汁まで完食。店から出ると、お決まりの行列ができていた。本当は29日(ニクの日)に来ると、スペシャルなやつがあるらしい。でも、普通の日でこの行列ではねぇ。次にここで食べられるのは、何時の日の事か。。。

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企画展「8時だョ! 全員集合」(杉並区郷土博物館分館)

2017/12/10(日)

若い衆はご存じないだろうが昔、「8時だョ! 全員集合」というお化け番組があった。土曜日の20時からというゴールデンタイムに、視聴率40~50%というトンデモナイ人気。PTA(これも死語か 笑)に毛嫌いされたが、我々子供は欠かさず見たもんじゃ。

出演するは、いかりや長介率いるザ・ドリフターズ。ドリフも、長さんも荒井注も亡くなり、加藤茶もボケ老人(?)。高木ブーがウクレレで気を吐いているか。志村けんよりも、その前の荒井注の時代の方が、自分はよく見ていたな。

そんなお化け番組は公開放送で、毎週首都圏のホールをあちこち使って収録していた。杉並公会堂(といっても、今の前のボロかった時代)で、昭和45年8月8日に収録があった。その時の資料などを中心とした企画展がひっそりと公開されている。

会場は「杉並区郷土博物館分館」。荻窪駅から教会通りを抜けて住宅地に入った一角。その昔、今は暗渠になっている桃園川の源流を探す散歩をした時に、最後に辿り着いた公園だ。確かに、杉並公会堂と近いので、その縁でしょうか。

今回の展示は入場無料。2階の展示室は大盛況。しまった、会期末ではなく、もっと早く来ればよかった。ドリフ系のBGMを聞きながら、会場へ。まずは入口のパネルで歴史の確認。「全員集合」は1969年10月から1985年9月まで放映していたと。我々の青春そのもの。

「全員集合」の番組前半の20分位は、舞台一杯に大きなセットを建ててのコント。展示室内壁面には、毎週の舞台デザインの設計図面の数々と実際の舞台写真。どうやって家自体が倒れたり、早替わりしたり、壁抜けしたりするのか。その仕掛けが、今明かされる。

展示室の一番奥には、杉並公会堂の当時の模様と、実際にどのように「全員集合」が放映されたのかの解説コーナ。そうか。前の杉並公会堂は、オーケストラピットとかもある本格的なホールだったのだな。

会場中央のモニタでは、「全員集合」のビデオ上映。見に来た人は皆、楽しそうに、懐かしそうに見入っている。自分も20分ほど、しっかり見てしまった。やっぱり、パワーがあったよね、ドリフ。

入口付近には「ひげダンス」の手書き楽譜なども展示。それ程大規模な展示ではなかったが、大満足。大量生産・大量消費の時代だったので、当時の資料というのは映像も紙も、余り残されていないらしい。いや~。懐かしかったぞ!

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帰りに教会通りまで戻ってきて、遅いランチ。教会通り中程にある「やしろ食堂」に入る。いかにもザ・昭和という雰囲気を色濃く残している店。こういう店があるのが、荻窪の奥の深い所。「ハンバーグ定食」を。昭和を味わい尽くした一日であった。。。

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