『キトラ・ボックス』(池澤夏樹/角川書店)
2018/1/2(火)
今回の年末年始は、珍しく長男が実家に帰ってきた。約1年ぶり。今や最もブラック企業といわれている中学校の数学教師。一人暮らしもしていて、大丈夫かいなと思うこともある。まぁ変わらず元気そうで何より。
例年は正月2日は初詣に出撃。だが今年はせっかく長男もいるので2日も家から出ず。読書三昧、テレビ三昧の時間。普段家にテレビがない長男に付き合って、「逃げ恥」を延々と見てしまった。そうか、こういう話とダンスなのね。流行遅れのオヤジ。
新年の読書初めは毎年、池澤夏樹を読むのがここ10年来のお約束。今年は『キトラ・ボックス』。3年前に読んだ『アトミック・ボックス』の続編的な長編。前作は日本の原子力開発を巡るポリティカル・サスペンスだったが、今回は考古学系。
ウイグルとかチベット問題を絡め、ややポリティカルではあるが、前作ほどのスピード感はないかな。それだけ前作の方が秀逸だったという事。元々、考古学・歴史系は妹の守備範囲で、自分は地理系の人だというのもあるが。
今年も、酒ばかり飲んでないで、しっかり本読むぞ。お~!
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コメント
妹さんの守備範囲ですが。
歴史探偵の気分になれるウェブ小説を知ってますか。グーグルやスマホで「北円堂の秘密」とネット検索すればヒットし、小一時間で読めます。北円堂は古都奈良・興福寺の八角円堂です。その1からラストまで無料です。夢殿と同じ八角形の北円堂を知らない人が多いですね。順に読めば歴史の扉が開き感動に包まれます。お仕事のリフレッシュや脳トレにも最適です。重複、既読ならご免なさい。物語が観光地に絡むと興味が倍増します。平城京遷都を主導した聖武天皇の外祖父が登場します。(奈良のはじまりの歴史は面白いです。日本史の要ですね。)
投稿: omachi | 2018年4月 2日 (月) 19時10分
スイマセン。前にもお勧めされたけど、まだ読んでません。
家にある本を、自分が死ぬまでに全部読み終わるか、段々心配になる今日この頃です。
だったら図書館に行くなよ、なんですけど(苦笑)
投稿: 本読みオヤジ | 2018年4月 3日 (火) 08時41分