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「ビッグデータの罠」(一橋大学開放講座)

2018/6/7(木)

如水会館へ。神保町とか、この界隈に歩いて来られるのは、会社が御茶ノ水駅前にある恩恵。先日、JAZZ研部長が酔っぱらって「定期券の有難さ」を語っていたが、確かにこうして都心でフラリーマンをやれるのも、あと僅かだ・・・

先月に続いて一橋の開放講座。今日のお題は「ビッグデータの罠」。一橋の岡田先生が「データ独占をどう考えるか」と理論的側面を語る前半と、楽天の北川執行役員が「楽天の成長とイノベーション」を語るビジネスサイドの話の二本立て。

岡田先生の話はまず、「デジタル・プラットフォームの特徴」「データとAI」といった一般的な状況の説明。GAFA(グーグル、アマゾンなどの巨大プラットフォーマー)へのデータ集中が、この後何を起こすのか。イノベーションの可能性も大きいが、弊害も。ふむ。

後段は「ビッグデータと競争政策」。データの集中はプラットフォームの支配力を強める方向に働く。そうか。だからヨーロッパ、一生懸命規制の枠組みを作ろうとしているのか。米国は寛容で、日本は緩い。だから域外適用とかでビビる。GDPRとかね。

それでも日本でもアマゾンが「最恵国待遇条項」とか「同等性条件」で叩かれている。今後はさらに、巨大なM&A等によって企業結合とかが進展する可能性。ビッグデータの競争政策はどうなっていくか。岡田先生は競争政策のプロで、公取の関係者なんですね。

講師が変わって楽天の北川さん。若い。1985年生まれかぁ。もう自分は会社に入っとる。日本の大学を経由せず、直接ハーバード大学に進学して数学と物理学の博士。30歳そこそこで楽天の最年少執行役員CDO(チーフ・データストラテジー・オフィサー)。

まず楽天の歴史を紐解く。そうだよね。今さらながら楽天は、1997年創業という若い会社なんだね。昨年のグローバルでの流通総額は13兆円。楽天カードのショッピング取扱高は6兆円で、いつの間にか日本一のカードに。

楽天の戦略は「ブランド」「メンバーシップ」「データ」を中心に据えている、と。グローバルでのECビジネス展開のために、まずは世界でのブランディング。NBA(バスケ)のウォリアーズやバルサ(サッカー)への出資。そら、イエニスタも神戸へ来ますわな。

メンバーシップこそが楽天のビジネスの中核か。ポイントプログラムとカードを両輪として、様々なサービスのクロスユースを実現。酒飲みオヤジも気が付けば、楽天カードでしか買い物しないし。楽天エコシステム(経済圏)に完全に取り込まれとる。

今後は更に、このエコシステムを拡大するために、オープン・プラットフォーム化を考えていると。そうなると、まずまずビッグデータが集まってくる。そこで最後に考えるべきは「データの価値とは?」。いや~。目から鱗。良い話が聞けました。

終わると20時過ぎ。もう3日も酒飲んでいない。手が震えているぞオヤジ。でも、今日も居酒屋に寄らずに帰ろう。もはや普通のサラリーマンだな、自分(苦笑)。。。

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