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「ピエール・ボナール展」(国立新美術館)

2018/12/2(日)

随分久しぶりに国立新美術館へ。黒川紀章が晩年に設計した建物。チケット売場は行列になっている。げ。ボナールって、そんなに人気だっけ。何々。皆「東山魁夷展」目当て、と。良かった。ボナールは混んでなくて(笑)。

そうは言っても、そこそこの混雑ぶり。ボナールは、19世紀末から20世紀の大戦直後まで絵を描き続けたナビ派のフランス画家。今回はオルセー美術館のコレクションを中心とした大規模な回顧展。楽しみ、楽しみ。

最初の部屋は、いかにもナビ派という絵がずらり(ってナビ派を判っているのかね、酒飲みオヤジ)。正面の壁に「黄昏(クロッケーの試合)」。いろいろと思わせぶりな登場人物の表情。人物の洋服と背景の組み合わせも不思議。

その裏側。きっと何かの象徴なんだろうなぁ、という様々なアイテムの組み合わせのランプ・シリーズが3枚。この薄暗さ。明暗のコントラスト。ド派手な絵より、こっちの方が自分好みだな。

ポスター等のグラフィック・アート。ロートレックに影響を与えたという、エスプリのきいたデザイン。続いて「スナップショット」コーナ。ボナールの撮った写真の数々。そして「近代の水の精たち」。ボナールの本質はこの辺りなんだろうけど、裸婦の絵は親密過ぎて照れる。

部屋がかわって「室内と静物」コーナ。今回のポスターにもなっている「室内あるいは犬と女性」。壁に3枚並んでいる「ル・カネの食堂」シリーズもイイね。「果物、濃い調和」「花」も含めて、華やかな絵が並ぶ。しかしオルセー、良い絵を沢山持っているなぁ。

最終コーナは風景画を中心とした「ノルマンディーやその他の風景」そして「終わりのない夏」コーナ。段々色彩も鮮やかさを増していく。「トルーヴィル、港の出口」「南フランスの風景、ル・カネ」が自分の好み。

最後の最後に絶筆「花咲くアーモンドの木」。いや~。これだけまとめてボナールの絵を観る機会は、そうありませんぜ。眼福、眼福。ついでに上の階の東山魁夷展も観ようかと思ったが、あまりの混雑ぶりに諦めて帰路に。

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「ピエール・ボナール展」(国立新美術館);~2018.12.17(月)

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